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菊人形(日本大百科全書・世界大百科事典)
人形の衣装を菊の花や葉を組み合わせてつくった細工物。古くは菊細工ともいった。芝居の当り狂言を題材にして人気俳優の似顔につくった生き人形の頭(かしら)を用いるようになってから菊人形とよぶようになった。劇や物語に仕組んだもの、世相風俗に取題したもの
閻魔(日本架空伝承人名事典・日本国語大辞典・世界大百科事典)
閻魔は冥府の王として仏教とともに日本に入り、恐ろしいものの代名詞とされたが、地蔵菩薩と習合して信仰対象にもなった。奈良時代には閻羅王と書かれ、まれに閻魔国とも書かれている(『日本霊異記』)。閻羅は閻魔羅闍(えんまらじゃ)の略で、閻魔王の意味である。
カタル(世界大百科事典)
正式名称=カタル国Dawlaal-Qaṭar/StateofQatar面積=1万1607km2人口(2010)=171万人首都=ドーハDoha(日本との時差=-6時間)主要言語=アラビア語通貨=カタル・リヤルQatarRiyalアラビア半島から北へ向かってペルシア湾に突出した半島を国土とする国
富士山宝永噴火(国史大辞典)
宝永四年(一七〇七)十一月二十三日に始まり、十二月八日まで続いた富士山南東側中腹付近での大噴火。大量の火山弾、火山灰が降ったため「宝永の砂降り」ともよばれる。被災地域は駿河・相模・武蔵三国に及び、江戸でも降灰があり雪が降るようであったという(新井白石
人力飛行機(世界大百科事典)
人間のパワーを利用して飛ぶ飛行機で,FAI(国際航空連盟)のスポーツ委員会によると,次のように定義されている。すなわち,(1)空気より重い航空機であること。熱空気あるいは空気より軽いガスで浮力を助けてはならない,(2)離陸から着陸までの全区間
大晦日(国史大辞典・日本大百科全書・日本国語大辞典・日本の歳時記・日本方言大辞典)
一年の最終の日。毎月ある晦日(「みそか」とは三十日の意)に大の字をつけたのである。大つごもり(「つごもり」は月籠りの義)ともいう。商家では決算に忙しく、家庭では正月祝いの準備を整える。この夜は除夜とも大年の夜とも呼ばれ、その夜半をもって新年の訪れ
初夢(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕年の初めに見る夢。(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧
書初(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕新年に初めて毛筆で文字を書く正月の行事。昔から、一月二日(江戸時代、寺子屋などでは五日)に恵方(えほう)に向かってめでたい意味の詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《季・新年》*満済准后日記
初詣(日本大百科全書・世界大百科事典・平成ニッポン生活便利帳)
新年最初に神仏に参詣(さんけい)すること。大晦日(おおみそか)の晩から元日にかけては、村の氏神にこもって起き明かすものであったが、前半は除夜の鐘を聞き、後半は初詣でと、二つを別々の行事に分けたのであろう。恵方(えほう)参りともいって、その年の明きの
飛行機(世界大百科事典)
人間が乗って空気の中を飛ぶ乗物を総称して航空機といい,その中で,ジェットエンジン,プロペラなどの推進装置の力で前進し,その際,固定翼(回転したり,羽ばたいたりすることのない翼)に生ずる動的な上向きの空気力,すなわち揚力によって自分の全重量を支えて飛ぶ
パイロット(世界大百科事典)
元来は船の操舵者,水先案内人の意であるが,今日では一般に航空機の操縦者を指すようになった。日本の航空法はパイロットの資格を定期運送用,上級事業用,事業用,自家用の4種に分け,さらにそれぞれの資格を操縦しうる航空機の種類によって限定している
日本舞踊(日本大百科全書・世界大百科事典)
邦舞ともよび、西洋舞踊(洋舞)と大別される。広義には、舞楽(ぶがく)、能(のう)、歌舞伎(かぶき)舞踊(古典舞踊)、新舞踊、創作舞踊、民俗舞踊(郷土舞踊)などをいう。狭義には、これらのうち一般的によく知られている歌舞伎舞踊をいうことが多い。「舞踊」と
現象学(文庫クセジュ・集英社世界文学大事典・世界大百科事典)
第一部フッセル(1)A形相的なものI心理主義的懐疑論フッセルは心理主義と戦った。心理主義が、認識の主観と心理学的な主観とを、同一視するからである。心理主義の主張によれば、《この壁は黄色である》という判断は、この判断を言い表わしこの壁を知覚する私から
ヘーゲル哲学(文庫クセジュ・日本大百科全書)
緒論一はじめにかつて、ヘーゲルは近代のアリストテレスであると言われた。じじつ彼の学説は、かつてひとりの哲学者によって構想された哲学体系のなかで、最も完結したものであり、そしておそらく最も深遠なものであろう。それは知の諸領域を一つのこらず網羅し
聖書(集英社世界文学大事典・世界大百科事典)
ユダヤ教およびキリスト教の聖典。人類の歴史において,聖書ほど広く世界に行き渡り,人々の心を深く捉え,その社会・文化あるいは思想の形成に多大な影響を与え,また熱心な研究の対象となってきたものはおそらくないであろう。その意味で,聖書は人類の大いなる遺産
祇園祭(国史大辞典・世界大百科事典)
園祭ぎおんまつり京都祇園社(八坂神社)の祭礼。祇園会(ぎおんえ)・祇園御霊会ともいう。その起源については社伝(『祇園社本縁録』)に貞観十一年(八六九)六月、全国にわたる疫病流行に際し、卜部日良麻呂はこれを牛頭天王(ごずてんのう)の祟によると
仏教(国史大辞典・世界大百科事典)
仏陀と称せられる歴史的人物ゴータマの創始した宗教。〔開祖ゴータマの生涯〕仏教の開祖は姓をゴータマGotama(瞿曇(くどん))、個人名をシッダッタSiddhatthaという。前四六三年ごろ(他の学説によるとそれよりも約一世紀以前)に釈迦(パーリPāli語でŚākiya、サンスクリットSanskrit語でSākya)
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