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  11. 新撰菟玖波集

新撰菟玖波集

ジャパンナレッジで閲覧できる『新撰菟玖波集』の国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典のサンプルページ

国史大辞典

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菟玖波集

しんせんつくばしゅう
准勅撰連歌集。宗祇・兼載ら編。和文序一巻と二十巻。集句は永享前後から明応三年(一四九四)末、四季六巻・賀(含哀傷)・恋三巻・羈旅二巻・雑五巻(含聯句)・神祇一巻(含釈教)・発句二巻。他に作者部類一巻。総句数二千五十三句(うち発句二百五十一句)。作者は天皇以下九歳の童まで二百五十六人。最高句数は心敬百二十八句(読人不知を含む)、以下宗砌百十九句・専順百十句・宗祇六十二句・兼載五十七句・三条西実隆三十三句に対して大内政弘七十五句・細川成之十五句。『菟玖波集』撰成(延文二年(一三五七))以後、二条良基は救済と協力して『玉梅集』、一条兼良は独力で『新玉集』を撰ばんとしたが成就せず、降って明応三年末周防の大名大内政弘の発起で前宗匠宗祇・宗匠兼載・肖柏ら地下連歌師を中心に公家から上卿格に一条冬良、奉行格に三条西実隆、武家方から二階堂政行が参加、翌四年正月六日撰集成就祈願の何人(なにひと)百韻(宗祇の「朝霞おほふやめぐみ菟玖波山」を発句とする)を宗祇の種玉庵で催して撰集に着手。六月二日草案成立、つづいて題号、中書(なかがき)・清書の人撰も決定し、二十一日中書本の奏覧を請うたが天皇の不予で実現しなかった。その間、宗祇と兼載の間に細川成之の発句について確執が生じたり、中書本の焼失、清書人の辞退・変更があったりしたが、ようやく九月十日に姉小路基綱筆の清書本ができ、冬良撰の和文序を加えて、二十六日全二十一巻の奏覧を竟え、後日、六月二十日付で准勅撰の綸旨がおりた。二十一代集の跡をうけて寛正六年(一四六五)、文明十五年(一四八三)と二度の勅撰和歌集が不首尾に終ったあとだけに、今度の企画は全国的反響をよび、ために撰集途中から種々の撰者中傷や集句偏頗の落書批判も多かった。確かに宗長らと併称された桜井基佐(永仙)の入集がないことなど依怙贔屓がみえ、そのためか兼載が自分たちの句を遠慮しようと提唱したのに宗祇は「我らが句不〓入は此集面白有べからず」と主張した毅然とした態度と、前の『菟玖波集』にあった誹諧以下の未成熟な雑体連歌を省き、より和歌的風趣の高い正風連歌に集約した撰集態度には、宗祇自身の達し得た連歌観の自負のあらわれが見える。伝来諸本に、明応四年写本・同六年写本(邦高親王写・実隆写)・大永三年写本(以上、天理図書館蔵)、明応九年写本(金刀比羅宮蔵)、三条西実隆等寄合書(筑波大学蔵)など撰集後間近いころに写されたもののほかに、古活字版・寛保三年(一七四三)版本がある。翻刻に『新撰菟玖波集実隆本』(『貴重古典籍叢刊』四)がある。
[参考文献]
金子金治郎『新撰菟玖波集の研究』、伊地知鐵男『宗祇』
(伊地知 鐵男)


日本大百科全書
新撰菟玖波集
しんせんつくばしゅう

室町後期の連歌(れんが)選集。20巻。1495年(明応4)成立。周防(すおう)山口の大内政弘(まさひろ)の発起により、一条冬良(ふゆら)、三条西実隆(さねたか)、宗祇(そうぎ)、兼載らの共同編集。勅撰和歌集の部立(ぶだて)を踏襲しているのは先行の『菟玖波集』(1356成立)と同様だが、俳諧(はいかい)の部はない。付句(つけく)(前句を伴う)をその部立に従って配列し、発句(ほっく)は別にまとめ最終2巻をあてる。1429年以降約60年の間の作品を2052句収める。おもな作者は、心敬(しんけい)、宗砌(そうぜい)、後土御門(ごつちみかど)天皇、宗祇など。武士の作者も多い。連歌がもっとも洗練された時期の選集として評価される。
[奥田 勲]



改訂新版・世界大百科事典
新撰菟玖波集
しんせんつくばしゅう

室町時代の連歌集。一条冬良(ふゆら),宗祇ほか編。1495年(明応4)成立。20巻。《菟玖波集》(1357成立)以後の連歌の発句および付句を対象に編まれた撰集で,《新筑波》ともいう。1494年連歌に関心の深かった九州の守護大内政弘の発案・後援により,翌年正月から連歌師の宗祇,兼載のもとで選句が開始され,公家方,武家方から一条冬良,三条西実隆,二階堂行二の参加協力があり,同年6月に完成,冬良が校閲して9月に奏覧し,准勅撰集となった。《古今和歌集》以来の勅撰和歌集の部立を援用し,巻末2巻は発句にあてている。発句約250句,付句約1800句。勅撰和歌集の伝統が《新続古今和歌集》(1438奏覧)を最後に絶えて以降半世紀余,当時の連歌最盛期を反映して,もっともすぐれた連歌集とされる。作者は宗砌(そうぜい),宗伊(賢盛),心敬,行助,専順,智蘊(ちうん),能阿らの《竹林抄》(1476成立)の作者を中心に,当代を代表する宗祇,兼載,宗長,肖柏らの専門連歌師のほか,大内政弘ら武家層の活躍を特徴とする。連歌集の亀鑑として尊重されたため,伝存写本も多く,後世への影響も大きい。ほどなく成立する現存最古の俳諧撰集《竹馬狂吟集》(1499成立)にみられるような俳諧の流行期でありながら,いっさいこれを排除したところに,純正連歌の確立に対する編者の意気ごみもうかがわれる。〈名もしらぬ小草花さく河辺かな しばふがくれのあきのさは水〉(心敬)。
[光田 和伸]

[索引語]
一条冬良 宗祇
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検索コンテンツ
1. しんせんつくばしふ【新撰菟玖波集】
全文全訳古語辞典
[書名]室町中期の連歌集。二十巻。関白一条冬良・の命によって飯尾宗祇らが撰する。一四九五年(明応四)成立し、勅撰に準じられる。付句・発句約二千句を集める。  ...
2. 『新撰菟玖波集』
日本史年表
1495年〈明応4 乙卯〉 9・26 宗祇ら編の 『新撰菟玖波集』 を奏覧(御湯殿上日記)。  ...
3. 新撰菟玖波集
日本大百科全書
室町後期の連歌(れんが)選集。20巻。1495年(明応4)成立。周防(すおう)山口の大内政弘(まさひろ)の発起により、一条冬良(ふゆら)、三条西実隆(さねたか) ...
4. 新撰菟玖波集
世界大百科事典
室町時代の連歌集。一条冬良(ふゆら),宗祇ほか編。1495年(明応4)成立。20巻。《菟玖波集》(1357成立)以後の連歌の発句および付句を対象に編まれた撰集で ...
5. しんせんつくばしゅう[シンセンつくばシフ]【新撰菟玖波集】
日本国語大辞典
準勅撰連歌撰集。二〇巻。宗祇ほかの編。明応四年(一四九五)成立。「菟玖波集」を継承し、永享年間(一四二九〜四一)以降の約六〇年間の作、約二〇〇〇句を撰集。代表作 ...
6. しんせんつくばしゅう【新〓菟玖波集】
国史大辞典
古活字版・寛保三年(一七四三)版本がある。翻刻に『新撰菟玖波集実隆本』(『貴重古典籍叢刊』四)がある。 [参考文献]金子金治郎『新撰菟玖波集の研究』、伊地知鐵男 ...
7. あき の 初風(はつかぜ)
日本国語大辞典
〕秋上・一七一「わがせこが衣のすそを吹き返しうらめづらしき秋のはつかぜ〈よみ人しらず〉」*新撰菟玖波集〔1495〕雑・一「まだこぬ暮の秋の初かぜ 下葉ちる柳や鴈 ...
8. あき の 花(はな)
日本国語大辞典
*山家集〔12C後〕下「あきの花如何におもしろかるらんと床しうと申遣はしたりける返事に」*新撰菟玖波集〔1495〕発句・下「四方(よも)にちるひかりや月の秋の花 ...
9. 秋山記行・夜職草 126ページ
東洋文庫
七宗祇法師飯尾宗祖。室町末期の連歌師。和歌を東常縁に、連歌を心敬に学び、全国を回遊して連歌をひろめた。『新撰菟玖波集』等の著述がある。八嶋田彦八湯本に子孫の島田 ...
10. あさ‐かわ[‥かは]【朝川】
日本国語大辞典
」*十六夜日記〔1279〜82頃〕「二十七日、明けはなれて後、富士河渡る。朝川いと寒し」*新撰菟玖波集〔1495〕恋・上「くだく心はたださざれいし あさ河のをと ...
11. あさ‐け【朝明】
日本国語大辞典
所御歌・一〇七二「水茎の岡の屋形に妹とあれと寝てのあさけの霜のふりはも〈よみ人しらず〉」*新撰菟玖波集〔1495〕恋・上「文にはからんことのはもなし ひとりづつ ...
12. あさ‐げ【朝食・朝餉】
日本国語大辞典
軍事「朝気(アサケ)の煙絶えて、柴の庵のしばしばも事問通(こととひか)はす人もなければ」*新撰菟玖波集〔1495〕羇旅・上「たびにしあればなぐさみもあり 朝けも ...
13. あし‐づつ【葦筒】
日本国語大辞典
よくうすきものなり」*為家千首〔1223〕冬「霜枯のみぎはに立てるあしづつの一重ばかりに降れる初雪」*新撰菟玖波集〔1495〕発句・下「あしつつのうす雪氷汀かな ...
14. 東路のつと(中世日記紀行集) 489ページ
日本古典文学全集
が伝領していた。新田(岩松)尚純。「礼部」(治部省の唐名)は職名「治部大輔」による家号。『新撰菟玖波集』に九句入集。岩松(→注二〇)に隠栖し、静喜庵梅核と号した ...
15. 東路のつと(中世日記紀行集) 491ページ
日本古典文学全集
注一八。『廻国雑記』参照。猪苗代兼載(一四五二~一五一〇)。会津(福島県)出身の連歌師。『新撰菟玖波集』に五十六句入集。坂東(関東地方)で使用の里程。六町で一里 ...
16. 東路のつと(中世日記紀行集) 498ページ
日本古典文学全集
二〇。伝未詳。連歌師・古典学者(一四二一~一五〇二)。宗長の師。自然斎・種玉庵と号した。『新撰菟玖波集』編者。坂東道(→四九一ページ注二三)の四十里だろう。約二 ...
17. あまつ 星(ほし)
日本国語大辞典
後〕「天津星(アマツホシ)つねよりことに見えつるは空に飛び交ふ蛍なりけり〈藤原尚忠か〉」*新撰菟玖波集〔1495〕発句・下「あふ夜半やことし二の天津星〈宗祇〉」 ...
18. あやめ‐ぐさ【菖蒲草】
日本国語大辞典
和名阿也女久佐」*栄花物語〔1028〜92頃〕岩蔭「いひやらぬまのあやめくさ長きためしにひきなして」*新撰菟玖波集〔1495〕夏「むつまじきまでなれる袖の香 い ...
19. あられ‐ばしり【踏歌】
日本国語大辞典
祝言〓而舞也」*新撰菟玖波集〔1495〕雑・一「そのかずかずのしるきうた人 百敷のあられはしりは明そめて〈宗伊〉」*至 ...
20. あんようじ【安養寺】京都市:東山区/粟田口村/南畑地図
日本歴史地名大系
には連歌師宗長が、細川氏の被官で摂津芥川城(現大阪府高槻市)の城主であった因幡守源頼則(「新撰菟玖波集」に歌が収められる。宗長の後援者)三回忌追善の東山千句(安 ...
21. いさめ【諫】
日本国語大辞典
・祇園精舎「楽しみをきはめ、諫(いさ)めをも思ひ入れず、天下の乱れむことをさとらずして」*新撰菟玖波集〔1495〕雑・四「つらかりし人も恋しく袖ぬれて いさめの ...
22. いし‐かわ[‥かは]【石川】
日本国語大辞典
石出 是は石川の荒川仕立る水刎也、小石にて保たず」(3)「あまのがわ(天川)(1)」の異名。*新撰菟玖波集〔1495〕発句下「石河や踏むあと遠き逢瀬哉〈宗伊〉」 ...
23. いたみし【伊丹氏】
国史大辞典
こののち畠山国清についた左衛門四郎宗義、『太平記』の大和守があり、伊丹城に拠ったことが知られている。また『新撰菟玖波集』に句をのせた伊丹兵庫元親・之親の二人は、 ...
24. いちじょうふゆよし【一条冬良】
国史大辞典
兼良の教学のよき相承者といえる。また、宗祇が周防大内政弘に献資を勧めて着手された准勅撰集『新撰菟玖波集』の撰進には、関白としてこれの推進にあたった。→一条兼良( ...
25. いちじょう-ふゆよし【一条冬良】
日本人名大辞典
6年関白に再任。従一位。父の学問を継承し,桃華坊文庫の復興をはかる。宗祇(そうぎ)らと連歌集「新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)」を撰進。永正(えいしょう)1 ...
26. いちじょう‐ふゆら【一条冬良】
日本国語大辞典
関白太政大臣。諡号後妙華寺。兼良の訓育をうけて一条家の学業を継承した。明応四年(一四九五)の「新撰菟玖波集」に太政大臣として序を作った。家集「流霞集」。寛正五〜 ...
27. いなわしろけんさい【猪苗代兼載】
国史大辞典
北野連歌会所奉行となり、明応四年(一四九五)には、宗祇を助けて、連歌の第二准勅撰集となる『新撰菟玖波集』を完成している。この間の旅には、山口への再度の下向、阿波 ...
28. 犬筑波集
世界大百科事典
,守武(もりたけ)および編者宗鑑自身の作品も含まれているが,大半は作者不明のままであり,《新撰菟玖波集》成立(1495)後まもない当時の俳諧の盛行ぶりを推察する ...
29. いのおそうぎ【飯尾宗〓
国史大辞典
『源氏物語』『伊勢物語』などの古典を講義し(『種玉篇次抄』『弄花抄』など、また『伊勢物語肖聞抄』)、のちに『新撰菟玖波集』を編集するのも、この種玉庵である。文明 ...
30. いろ 辛(つら)し
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色が変わりやすいことがつらい。また、恋人の心が変わりやすいことがつらい。*新撰菟玖波集〔1495〕恋・上「おきてみづからむすぶあかつき 色つらきはなだの帯のきぬ ...
31. いろ‐ね【色音】
日本国語大辞典
頃〕「然れば采女のたはむれの色音に移る花鳥のとぶさに及ぶ雲の袖、影もめぐるやさかづきの」*新撰菟玖波集〔1495〕春・上「心にとまるあけぼのの雲 花鳥の色ねにか ...
32. うら【占・卜】
日本国語大辞典
うらにも申つれば」*虎寛本狂言・居杭〔室町末〜近世初〕「うらや算、占の御用、しかも上手」*新撰菟玖波集〔1495〕雑三「とはばやさらば道のつよむき これぞこのう ...
33. 老のすさみ(連歌論集) 112ページ
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心を入れて付け侍り。 〔三〕 『新撰菟玖波集』巻一・春連歌上・一七・一八。『竹林抄』巻一・春連歌・八。衣と霞は寄合。気のきいた心くばりの意。『新撰菟玖波集』巻 ...
34. 老のすさみ(連歌論集) 113ページ
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心に思ふ儀なり。有心にや侍らん。奥山住みも春ぞ知らるる 『竹林抄』巻一・春連歌・一二八。『新撰菟玖波集』巻一・春連歌上・一九三・一九四。『竹林抄』巻一・春連歌 ...
35. 老のすさみ(連歌論集) 114ページ
日本古典文学全集
『千載集』巻十七・雑中・一〇七〇、定家。「円位法師が勧め侍りける百首歌の中に、花の歌とて詠める」と詞書。『新撰菟玖波集』巻二・春連歌下・二八三・二八四。『竹林抄 ...
36. 老のすさみ(連歌論集) 115ページ
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誰か知るらんまだきより鷹の巣山を目にかけて専順 『新撰菟玖波集』巻二・春連歌下・三一七・三一八、読人しらず。『竹林抄』巻一・春連歌・一七八。『新撰菟玖波集』巻 ...
37. 老のすさみ(連歌論集) 116ページ
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返すとなり」とある。つまり、三月に閏三月が加わって春が過ぎていこうとするのを返すと付けたとしている。『新撰菟玖波集』巻三・夏連歌・四五一・四五二。『竹林抄』巻二 ...
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かやうの句の類ひは、しげくしては聞きざめするものなり。作者工夫すべくこそ。近き園生にうつ木咲くころ 『新撰菟玖波集』巻五・秋連歌下・九二六・九二七。『竹林抄』 ...
40. 老のすさみ(連歌論集) 119ページ
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放つ故に、はづるるなり。よき射手は、必ず矢所侍るべきなり。そのごとく、この句は下手のあ 『新撰菟玖波集』巻三・夏連歌・四九三・四九四。『竹林抄』巻二・夏連歌・ ...
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『竹林抄』巻四・冬連歌・六〇五。『新撰菟玖波集』巻六・冬連歌・一一五〇・一一五一。『竹林抄』巻四・冬連歌・六一九。前句の第二句、『新撰菟玖波集』『竹林抄』とも、 ...
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花とこそ見め」。この歌は、人をもとにして花を寄せたり。今の句は、この歌の裏なるべし。 『新撰菟玖波集』巻十・恋連歌下・一八八九・一八九〇。『竹林抄』巻六・恋連 ...
45. 老のすさみ(連歌論集) 124ページ
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はまでよく思ひわきまへて案ずべきにや。昔の夢の面影もうしあしたには雲ゐる山の旅枕宗砌 『新撰菟玖波集』巻九・恋連歌中・一六九一。『竹林抄』巻六・恋連歌下・九二 ...
46. 老のすさみ(連歌論集) 125ページ
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47. 老のすさみ(連歌論集) 126ページ
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面白き所なきよし申すめり」とある。『新撰菟玖波集』巻十一・羇旅連歌上・二二六二・二二六三。『竹林抄』巻七・旅連歌・九八三。そのとたんに。「すぐその瞬間に」(日葡 ...
48. 老のすさみ(連歌論集) 127ページ
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る」。『新撰菟玖波集』巻十二・羇旅連歌下・二三〇四・二三〇五。『竹林抄』巻七・旅連歌・九六一。『竹林抄』巻七・旅連歌・九六七。『連歌新式』に、このような規定は見 ...
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