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  11. はつ‐お[‥ほ] 【初穂・早穂・最花】

はつ‐お[‥ほ] 【初穂・早穂・最花】

ジャパンナレッジで閲覧できる『はつ‐お[‥ほ] 【初穂・早穂・最花】』の日本国語大辞典のサンプルページ

はつ‐お[‥ほ] 【初穂・早穂・最花】

解説・用例

〔名〕

(1)その年になって初めて実った稲の穂。

*江帥集〔1111頃〕「きみがよのよろづのあきのはつほなるよしだのさとのいねをこそつけ」

*色葉字類抄〔1177〜81〕「粃 ハツオ 早初 ハツオ 最花 同」

*為家集〔1271〜75頃〕秋「風わたる野田のはつほの打なびきそよぐにつけて秋ぞ知るる」

*運歩色葉集〔1548〕「最穂 ハツヲ 最花 同」

(2)その年初めて出た草の穂など。

*夫木和歌抄〔1310頃〕一一「かれねただはつほのすすきたまくらにむすばば露の散りもこそすれ〈藤原為家〉」

(3)穀物、野菜、くだものなどの、その年最初にできたもの。

*日葡辞書〔1603〜04〕「Fatçuuo (ハツヲ)〈訳〉どのような物であれ、それの最初の成果、最初の果実など」

(4)神仏や朝廷などにたてまつる、その年最初に収穫した野菜、穀物などの農作物。また、神仏へ奉納する金銭、米穀など。おはつお。

*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「初穂(ハツホ)は汁にも穎にも、千稲・八千稲に引き据ゑて」

*源氏物語〔1001〜14頃〕早蕨「蕨・つくづくし、をかしき籠に入れてこれは、わらはべの供養じて侍るはつをなりとてたてまつれり」

*御堂関白記‐寛仁二年〔1018〕正月三日「摂政進取〓御前机肴物〓、進〓皇帝〓、々々受〓之、先祭後〓、〈干鯛、祭主以〓御箸〓〓はつを〓〉返給」

*古本説話集〔1130頃か〕六七「厨子に据ゑまいらせて、食ふ物のはつををまいらせつつ」

*日蓮遺文‐窪尼御前御返事〔1281〕「ものをころし、ぬすみをして、そのはつををとりて、功徳善根をして候へども、かへりて悪となる」

*浮世草子・西鶴織留〔1694〕六・一「つきづきの男神楽銭の外に上べき初尾(ハツオ)をわすれて」

(5)はじめて飲食するもの。まだ食べたことのない食べ物。また、他人に先んじて、最初に食べ味わうことやその食べ物。おはつお。

*浄瑠璃・善光寺御堂供養〔1718〕三「但女子の汲んだがお厭なら、今入替へて煎じばな、初をなれどエイ捨てて退けうと指出す」

*人情本・仮名文章娘節用〔1831〜34〕後・四回「金五郎のはつおをとりておたぼにもついで出す」

*歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)〔1859〕序幕「行きゃア隠居と立られて、見舞の初穂を喰ふ株だが」

(6)赤ん坊が初めて食べる食べ物。

(7)(比喩的に)他人に先んじて、ある物を利用したり、ある女性を手に入れたりすること。

*雑俳・軽口頓作〔1709〕「よいものじゃ・何でも初尾まあ旦那」

*浮世草子・魂胆色遊懐男〔1712〕一・奥様は機嫌のよい栄花枕「此うまき所を我ら、初尾(ハツヲ)をしてのけんと」

(8)銭貨の改鋳の際、はじめに鋳造された貨幣。

*日本三代実録‐貞観一二年〔870〕一一月一七日「仍所〓鋳作〓之早穂二十文を左馬助従五位下多治真人藤吉を差〓使て令〓捧持〓て奉出賜ふ」

(9)少しばかりのもの。

*俚言集覧〔1797頃〕「初穂〈略〉少しはかりのものを初穂などといふ」

語誌

(1)発音が〔fatufo 〕から〔fatuwo 〕に変化したため、中世には「はつを」「初尾」とも書かれた。「初尾」は穂を長い尾に見たてた表記。

(2)近代では、「和英語林集成」の初版(一八六七)では、ハツオのみを見出し語とするが、改正増補版(一八八六)では、ハツオ、ハツホ両語形を見出し語とする。ハツヲは転訛形で、ハツホが正しい語形であるとする意識が生じ、明治中期ごろから再び、もとの語形ハツホで呼ばれるようになる。

方言

(1)穀物、野菜、果物などの、その年最初にできたもの。初物。はっつぉ富山県砺波「はっつぉする(初物を食べる)」398

(2)最初。はつお宮崎県都城「はつおみず(朝一番の水)」947

(3)仏前に供える飯。はつもり〔初盛〕静岡県駿東郡521

発音

〓ハトー〔山梨奈良田〕

〓[0]

辞書

色葉・名義・下学・文明・伊京・明応・天正・饅頭・黒本・日葡・書言・ヘボン・言海

正式名称と詳細

表記

最花下学文明伊京明応天正饅頭黒本書言

初尾文明伊京明応天正饅頭黒本

初穂名義伊京ヘボン言海

〓色葉名義

名義伊京

早初色葉

早穂荷前書言


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5. はつ‐ほ【初穂】
デジタル大辞泉
1 その年最初に実った稲の穂。 2 その年最初に収穫した穀物・野菜・果実など。 3 その年最初に収穫し、神仏・朝廷に差し出す穀物などの農作物。また、その代わりと ...
6. はつ-ほ【初穂】
全文全訳古語辞典
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7. 初穂(はつほ)[幣]
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1082ページ ...
8. 初穂(はつほ)[稻]
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1156ページ ...
9. はつお【初穂】[方言]
日本方言大辞典
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10. はつほ【初穂】[標準語索引]
日本方言大辞典
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11. はつ‐ほ【初穂】
日本国語大辞典
〔名〕〓はつお(初穂) ...
12. はつお‐くばり[はつほ‥]【初穂配】
日本国語大辞典
〔名〕伊勢の御師(おし)が、毎年一一月に、諸国の檀那(だんな)に御祓箱(おはらいばこ)を配って回ること。*浮世草子・西鶴織留〔1694〕四・三「諸国へ初尾(ハツ ...
13. はつお‐しろ[はつほ‥]【初穂代】
日本国語大辞典
〔名〕稲の初穂のかわりとして、神仏に供える金銭。はつおぜに。*随筆・松の落葉〔1829〕四「神にたてまつるものを初穂といふ事〈略〉稲の初穂よりやうやううつりにう ...
14. はつお‐ぜに[はつほ‥]【初穂銭】
日本国語大辞典
〔名〕「はつおしろ(初穂代)」に同じ。*俳諧・竹馬狂吟集〔1499〕一〇「かうの六十なちは八十 ごんげんと大師の前のはつほぜに」 ...
15. はつお‐とり[はつほ‥]【初穂取】
日本国語大辞典
〔名〕初穂を刈り取る人。 ...
16. はつお の 枕(まくら)
日本国語大辞典
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17. はつお‐もの[はつほ‥]【初穂物】
日本国語大辞典
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18. はつほ‐りょう【初穂料】
デジタル大辞泉
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19. はつほまい【初穂米】[方言]
日本方言大辞典
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20. はつぼ‐みず【初穂水】
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22. うお‐はつほ[うを‥]【魚初穂】
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23. お‐はつう【御初穂】
日本国語大辞典
〔名〕(「お」は接頭語。「はつう」は「はつお(初穂)」の変化したもの)(1)「おはつお(御初穂)(1)」に同じ。(2)「おはつお(御初穂)(2)」に同じ。*わか ...
24. お‐はつお[‥はつほ]【御初穂】
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25. たな‐ばつお[‥ばつほ]【種初穂】
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26. ちゃ の 初穂(はつほ)
日本国語大辞典
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27. つくり‐ばつお【作初穂】
日本国語大辞典
〔名〕(1)作物の初穂。《つくりばつほ》香川県三豊郡054 (2)氏神に供える、その年初めて収穫した稲を脱穀した米。《つくりばつお》愛媛県大三島848 (3)作 ...
28. でき‐はつほ【出来初穂】
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36. つくりばつほ【作初穂】[方言]
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(1)作物の初穂。 香川県三豊郡054方言(雑誌)1931~1938(2)氏神に供える、その年初めて収穫した稲を脱穀した米。《つくりばつお》 愛媛県大三島848 ...
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39. お‐はつほ【御初穂】
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