NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1900冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. 祭・祭事・イベント
  8. >
  9. >
  10. 園韓神祭

園韓神祭

ジャパンナレッジで閲覧できる『園韓神祭』の改訂新版・世界大百科事典のサンプルページ

園韓神祭
そのからかみのまつり

平安京宮内省内にまつられていた園神と韓神との祭り。園・韓神は平安京造営以前よりこの地にあり,帝王を守らんとの神託により他所に移さずにまつられた。《延喜式》神名帳には〈宮内省に坐(いま)す神三座〉として,〈園神社 韓神社二座〉とあり,いずれも官幣の大社で名神,月次,新嘗などの祭りには奉幣にあずかった。韓神は《古事記》上巻には,大年神(おおとしのかみ)の子と見えているが,園神は大物主神(おおものぬしのかみ),韓神は大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)の2神で,これらの神は疫病から守る神ともいわれる。この祭りは神祇官がまつる官祭で,祭日は,2月が春日祭(上申)後の丑の日,11月が新嘗祭(中卯)前の丑の日で,神殿は園神が南,韓神が北にまつられていた。祭儀は神祇官が供物を供え,山人を迎えて庭火をたき,神馬の牽廻,祝詞奏上,歌舞,酒や膳がすすめられる直会(なおらい)などの行事がある。供物については《延喜式》四時祭,祭儀については《儀式》《北山抄》《江家次第》などにみえる。
[沼部 春友]

[索引語]
園神 韓神
上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


園韓神祭の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 18
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 園韓神祭
世界大百科事典
平安京宮内省内にまつられていた園神と韓神との祭り。園・韓神は平安京造営以前よりこの地にあり,帝王を守らんとの神託により他所に移さずにまつられた。《延喜式》神名帳 ...
2. そのからかみのまつり【園韓神祭】
国史大辞典
平安京宮内省内に鎮座していた園神・韓神の例祭。『儀式』によれば、式日は二月春日祭の後の丑の日と、十一月新嘗祭の前の丑の日とであった。園韓神社は『延喜式』神名帳 ...
3. 園韓神祭
日本大百科全書
→韓神祭 ...
4. あずま‐あわび[あづまあはび]【東鰒】
日本国語大辞典
*延喜式〔927〕三・神祇・臨時祭「御井祭〈略〉東鰒一斤、堅魚二斤」*延喜式〔927〕三二・大膳「園韓神祭雑給料〈略〉東鰒、隠岐鰒、烏賊各十六斤」 ...
5. いわしみずはちまんのかぐら【石清水八幡の神楽】
国史大辞典
始める。韓神のあと木綿を巾子に挿す古風や、近衛召人の「乱舞」があった。神楽の後「神宝を廻す」のは、園韓神祭で御巫の湯立舞のあと、神部らが神宝を持って舞い廻るのと ...
6. 栄花物語 343ページ
日本古典文学全集
ふさわしい記事であるともいえる。→一四七ページ注一九。例年、平野祭、春日祭、梅宮祭、吉田祭、大原野祭、園韓神祭、賀茂臨時祭などが行われる。賀宴のあった十月を指す ...
7. かぐら【神楽】
国史大辞典
って、内侍所御神楽の骨格がすでに備わっている。第三は、平安遷都以前から皇居の地に祀られていた園韓神祭の神楽。この祭儀は、十一月新嘗祭の前の丑の日と十二月春日祭の ...
8. からかみ の 祭(まつり)
日本国語大辞典
とともに行なわれた。当日大臣以下各省の官人が参向し盛大であったが、中世以後衰微し、廃絶した。園韓神祭(そのからのかみのまつり)。からかみまつり。《季・春》 ...
9. からかみのまつり【韓神祭】
国史大辞典
園韓神祭(そのからかみのまつり)  ...
10. こにし【胡〓
日本国語大辞典
〔名〕植物「コエンドロ」の古名。*延喜式〔927〕三二・大膳「園韓神祭雑給料〈春冬并同〉〈略〉芸薹二斗胡〓五升」*十巻本和名類聚抄 ...
11. 新猿楽記 389ページ
東洋文庫
稲荷祭神幸印地打城南宮祭某社祭社前田楽賀茂祭行列毬杖鎮魂祭やすらい花・庶民門前歌舞・邸内歌舞園韓神祭春日詣・春日祭使出立列舞・奏楽斎院御禊行列法勝寺大乗会稲荷社 ...
12. そのからかみしやあと【園韓神社跡】京都市:上京区/出水学区/主税町地図
日本歴史地名大系
大臣以下退出後、神祇官が御巫・物忌・神部らとともに両神殿前で歌舞する。これを「神楽」と記しており、園韓神祭の神楽が、一条天皇の時代に制定された内侍所の御神楽以前 ...
13. そのからかみ の 祭(まつり)
日本国語大辞典
年〔858〕一一月二〇日「停〓園韓神祭〓。自 ...
14. 本朝食鑑 4 297ページ
東洋文庫
調。乾鯛一百六十六斤十三両。隠岐国。調。鯖脂。讃岐国。中男作物。 乾鮪」(『延喜式』主計)。「園韓神祭雑給料。干蛸各十二斤」「春日祭雑給料。蛸廿五斤」(同大 膳 ...
15. 本朝食鑑 4 327ページ
東洋文庫
熱海鼠四両。宴会雑給。親王以下三位已上井四位参議。人別。熱海鼠二両二分。四位五位井命婦。熬海鼠一両」「園韓神祭雑給料。熬海鼠十 ...
16. 本朝食鑑 5 51ページ
東洋文庫
親王以下三位已上井四位参議。縄貫鰻二両二分。隠岐鰻二両一分」「同。四位五位井命婦。縄貫鰻一両」「同。園韓神祭雑給料く春冬井同V。縄貫鰻・佐渡鰻.堅魚各十四斤」「 ...
17. 御神楽
世界大百科事典
清暑堂神宴,賀茂臨時祭の還立(かえりだち)の御神楽,平安遷都以前から皇居の地にあった神を祭る園韓神祭(そのからかみさい)等の先行儀礼が融合・整理されて,採物(と ...
18. みこまい【巫女舞】
国史大辞典
女(さるめ)の舞(『儀式』)である。園韓神祭で御神子が庭火を廻り舞う「湯立舞」(御巫舞)は、次の神部八(四)人による「神宝舞」(韓神の神 ...
「園韓神祭」の情報だけではなく、「園韓神祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

園韓神祭と同じカテゴリの記事
鞍馬の火祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市左京区鞍馬寺の鎮守社由岐(ゆき)神社の祭礼であり、毎年10月22日の夜に行われる。鞍馬寺の参道の中央数か所にマツ・モミの根を束ねた大松明(たいまつ)を立て、各戸の前に大篝火(かがりび)を焚(た)き、青少年が向こう鉢巻の晴れ姿で、柴(しば)を束ねた1.5メートルほどの
神嘗祭(日本大百科全書・国史大辞典・世界大百科事典・日本国語大辞典)
「しんじょうさい」「かんにえのまつり」ともいう。毎年10月15~17日に行われる、伊勢(いせ)神宮の年中行事きっての大祭。天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天上の高天原(たかまがはら)において、新嘗を食したとの神話に由来し、その年に収穫した新穀を由貴(ゆき)
園韓神祭(改訂新版・世界大百科事典)
平安京宮内省内にまつられていた園神と韓神との祭り。園・韓神は平安京造営以前よりこの地にあり,帝王を守らんとの神託により他所に移さずにまつられた。《延喜式》神名帳には〈宮内省に坐(いま)す神三座〉として,〈園神社 韓神社二座〉とあり
春日祭(世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
〈かすがまつり〉ともいう。奈良市春日野町に鎮座する春日大社の例祭。賀茂祭(葵(あおい)祭),石清水(いわしみず)祭と並ぶ三大勅祭の一つ。起源については諸説あるが,850年(嘉祥3)を創始の時期とする説が有力である。古くは毎年旧暦の2月と11月の上申の日に行われ
御柱祭(世界大百科事典・国史大辞典)
長野県の諏訪大社において7年目ごと(申と寅年)の春に行われる式年大祭。地元では単に〈おんばしら〉といい,また〈みはしらさい〉とも呼ぶ。諏訪大社は上社の前宮と本宮,下社の春宮と秋宮のあわせて4宮からなり,それぞれの社殿四隅に山中から氏子が引き出してきた巨大な自然木
祭と同じカテゴリの記事をもっと見る


「園韓神祭」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
初詣(日本大百科全書・世界大百科事典・平成ニッポン生活便利帳)
新年最初に神仏に参詣(さんけい)すること。大晦日(おおみそか)の晩から元日にかけては、村の氏神にこもって起き明かすものであったが、前半は除夜の鐘を聞き、後半は初詣でと、二つを別々の行事に分けたのであろう。恵方(えほう)参りともいって、その年の明きの
書初(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕新年に初めて毛筆で文字を書く正月の行事。昔から、一月二日(江戸時代、寺子屋などでは五日)に恵方(えほう)に向かってめでたい意味の詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《季・新年》*満済准后日記
初夢(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕年の初めに見る夢。(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧
大晦日(国史大辞典・日本大百科全書・日本国語大辞典・日本の歳時記・日本方言大辞典)
一年の最終の日。毎月ある晦日(「みそか」とは三十日の意)に大の字をつけたのである。大つごもり(「つごもり」は月籠りの義)ともいう。商家では決算に忙しく、家庭では正月祝いの準備を整える。この夜は除夜とも大年の夜とも呼ばれ、その夜半をもって新年の訪れ
新嘗祭(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
「にいあえのまつり」、また音読して「しんじょうさい」ともいう。「にいなめ」は古代の稲の収穫祭であるが、民間儀礼と宮廷祭祀に分化している。民間の新嘗としては、『万葉集』の東歌(あずまうた)に女性だけで祭を行なっていたことを示す歌二首がみえる
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶