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イチジク

ジャパンナレッジで閲覧できる『イチジク』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)

イチジク
いちじく/無花果
fig
[学]Ficus carica L.

クワ科(APG分類:クワ科)の落葉小高木。樹高3~4メートル。葉は互生し、有柄で3~7裂する掌状、肉厚く表面はざらつく。枝や葉を切ると白い乳液を出す。葉腋 (ようえき)に、花托 (かたく)が壺 (つぼ)状に肥大し内壁に多数の白色小花を密生したいちじく花序をつける。花序は倒卵形で、外部からは花がみえず、果実のようにみえるので、イチジクに無花果の字があてられている。果実の成熟する時期が年に2回あり、前年に着生した幼果が越冬して7月ごろ熟したものを夏果、新梢 (しんしょう)に着生し、その年の8~10月に熟したものを秋果という。果実を食用にするため栽培される。

 原産地は、今日でも多数の野生樹のあるアラビア南部と考えられる。栽培の歴史は古く、紀元前三千年紀のシュメール王朝時代に始まり、エジプトでは第12王朝時代の刻画にブドウとともに記録され、前2000年初期になるとアッシリア人の間でよく知られていた。ほどなく栽培は小アジアから地中海沿岸地方に行き渡った。種名のcaricaは小アジアの古い地方Cariaに由来する。ホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』には数回にわたって記されている。中国への伝来は唐代になってからで、新大陸へは、西インドへ1520年、フロリダへは1575年ころに伝わり、今日の大産地カリフォルニアへの導入の成功は1769年である。日本へは寛永 (かんえい)年間(1624~1644)にポルトガル人により蓬莱柿 (ほうらいし)の名で伝えられ、今日の在来種となった。名の由来は『和漢三才図会 (わかんさんさいずえ)』に「俗に唐柿 (からがき)という。一月にして熟すゆえに一熟 (いちじゅく)と名づく」によるという。

[飯塚宗夫]2019年12月13日

品種

イチジクは雌性雌雄同株(雌花をつける系統と、雄花と雄花または中性花などをつける系統とが存在する)の植物で、園芸上4系に大別される。カプリ系は同一花托上に雄花、雌花、虫癭花 (ちゅうえいか)をつける。虫癭花の花柱は雌花の花柱より短いので、ブラストファガBlastophaga grossorum(イチジクコバチ)が柱頭から産卵管を伸ばすと胚珠 (はいしゅ)に達して産卵することができる。虫癭花の中で育ったブラストファガが羽化して外へ出るときに雄花の花粉を運び出す。ブラストファガの寄生を受けた果実は食用にはならない。スミルナ系は雌花だけを着生し、カプリ系に寄生するブラストファガの花粉媒助を受けて初めて結実する。これをカプリフィケーションという。ミッション系(普通系)は雌花と中性花を着生するが、単為結実性があり受粉がなくても結実する。サンペドロ系は夏果は単為結実性があるが、秋果の発育には受粉を要する。

 栽培は乾燥温暖地が適し、今日ではトルコ、エジプト、アルジェリア、イラン、モロッコ、シリア、アメリカのカリフォルニアなどが主産地となっている。世界の全生産高は105万トン(2016)である。日本では愛知、和歌山、兵庫、大阪、福岡などで栽培されるが、ブラストファガ不在のため、栽培はミッション系か夏果を目的としたサンペドロ系に限られる。品種としては果実が卵円形で赤紫色に熟す蓬莱柿、果実が長卵形で大きく紫紅色に熟すマスイドーフィン(桝井ドーフィン)、皮が薄く黄緑色に熟すホワイトゼノアなどが知られる。繁殖は挿木で容易にできる。

[飯塚宗夫]2019年12月13日

食品

生食のほか、高い糖度を利用し乾果や加工品にする。とくにジャムへの加工は多い。皮をはぎ、少量の水とともに煮沸し十分軟化させ、果肉重量の約7割の砂糖を2、3回に分けて加えながら煮詰める。この間に原料果の0.2~0.3%のクエン酸か酒石酸を加え、透明で適当の粘度に仕上げる。このほか、プレザーブ、シロップ漬けにもする。また、イチジクワインやイチジクブランデーなどにも利用する。なお、乾果の製造は天日乾燥が多い。乾果や干した茎葉を煎 (せん)じて駆虫、緩下剤 (かんげざい)としても利用する。

[飯塚宗夫]2019年12月13日

文化史

聖書には、アダムとイブが禁断の実を食べて裸身に羞恥 (しゅうち)を抱き、イチジクの葉をつづって腰に巻いたという「創世記」(3章7節)の説話以外にも数多くイチジクが登場し(アメリカの聖書研究者モルデンケによると少なくとも57か所)、禁断の実もイチジクだとする説がある。イチジクは地中海沿岸から、西はカナリア諸島、東はシリアに至る地域に自生するが、古くから食用にされていたらしく、パレスチナでは紀元前から重要な食物であった。伝説などとの結び付きが強く、ローマの始祖ロムルスとレムスの揺り籠 (かご)は、ローマに流れ着いたおりイチジクの根にひっかかって止まったとされる。

[湯浅浩史]2019年12月13日



世界大百科事典

イチジク
無花果
fig
Ficus carica L.

おそらく栽培果樹としては世界で最古の歴史を有するクワ科の落葉樹。トウガキ,ナンバンガキともいう。無花果と書くのは,花が見あたらないままに果実ができることによる。原産地は小アジアまたはアラビア南部とされ,前2000年ころからイスラエルはじめ地中海沿岸地方に広く栽培された。アメリカへは16世紀末に入り,日本へは17世紀前半に長崎に入った。果実とよばれるものは,植物学的には卵球形に湾入した花托と,その内面に密生する多数の小果(花)から成る。雌花が受精した場合は小果にごま粒状の種子をもつが,日本のイチジクの多くは受精せずに熟するもので胚をもたない。新枝に花芽が発達し,年内に熟するものを秋果,越冬して翌夏に熟するものを夏果とよぶ。花の種類と受粉の必要の有無で次の4種(品種群)に分類される。(1)カプリ種 野生の送粉種。(2)スミルナ種 小アジアで古くから乾果用に利用されている重要品種群で,結果にはカプリ種の受粉を必要とする。(3)普通種 日本の蓬萊柿(ほうらいし)やセレスト,マスイドーフィン,ブラウンターキーなど。果肉は紅か紫色をおびる。(4)サンペドロ種 ビオレドーフィン,サンペドロホワイトなどこはく色果肉の優秀品種。

 挿木苗を温暖で保水力ありかつ過湿にならない所,土壌が中性から微アルカリ性の所に植えるのが最適。カミキリムシ類,疫病,炭疽(たんそ)病に注意する。樹形はモモの仕立て方に準じる。生食のほか乾果,凍果,ペースト,ジャム,プレザーブ,シロップ漬缶詰などに加工される。枝,葉,果実の切口から分泌する乳液にフィシンとよぶタンパク質分解酵素があり,痔の塗布薬にもなる。
[松井 仁]

イチジクの受粉

イチジクは花が花托の内部に閉じ込められた特異な形態をしているため,花粉の媒介はイチジクコバチBlastophaga psenesによってのみ行われる。イチジクコバチは膜翅(まくし)目イチジクコバチ科の小型のハチで,体長1.8mm。雌は黒色で翅があるが,雄は翅がなく,褐色。イチジクの野生型の一つであるカプリ種に寄生して生活する。カプリ種のイチジクの果囊の内部には,雌花(花柱が短い)と雄花があり,コバチは花柱の先から産卵管を差し込み雌花に産卵する。コバチの幼虫は子房の内部を食べて発育する。寄生された子房は肥大して虫こぶ状となる。雄花の花粉は成虫が羽化する時期に成熟するので,雌成虫が外部に脱出するとき,体に花粉が付着する。そして別の若い果囊に入って産卵するさい,雌花に受粉させる。受粉された雌花は,同時に産卵もされているため虫こぶになってしまう。一方スミルナ種のイチジクの果囊の内部には雌花(花柱が長い)しかないため,この花を受粉させるには近くにカプリ種を植え,この果囊から出てきたコバチがスミルナ種の果囊にも入って受粉させるようにしなければならない。なお,スミルナ種の雌花は花柱が長く,花柱の先端から差し込まれたコバチの産卵管は子房まで届かないため,コバチは寄生できない。カプリ種,スミルナ種はもと野生状態で生活していたイチジクという種の雄株,雌株に相当すると見ることができる。日本では気候の関係でこのコバチは生活できないので,受粉に関係なく成熟できるイチジクの品種が栽培されている。

 イチジク属Ficusの植物は熱帯を中心に900種近くが知られている。各種にはそれぞれ種類の異なるイチジクコバチ類がいて,花粉を媒介している。そのやり方には,イチジクと同じように雄株と雌株があるもの(雌雄異株,イヌビワとイヌビワコバチはその例)と,すべての株が同じ型の果囊をつける雌雄同株のものとがある。雌雄同株のアコウでは,果囊の内部には雄花のほかに,長花柱,短花柱の2種類の雌花があり,コバチが受粉・産卵することにより,長花柱花では種子が,短花柱花では虫こぶができ,種子と虫こぶがほぼ同数となる。
[上条 一昭+岡本 素治]

象徴

地上の楽園(エデン)において,アダムとイブは知恵の木の実を食したために,裸であることに気づいて恥じ,イチジクの葉で腰を隠した(《創世記》3:7)。それゆえ,知恵の木は初期キリスト教時代から,しばしばイチジクの木によって表現された(のちにしだいにリンゴの木が多く用いられるようになる)。また,原罪とのかかわりによって,欲望の象徴ともされる。実のならぬイチジクの木(《マタイによる福音書》21:19)は不毛を意味し,ときにユダヤ教会(シナゴーグ)やユダヤ人を暗示する。中世末期以降,キリストの〈受難〉図中にしばしばこの植物が表されるが,これは,〈キリストの十字架が救済という実をつけるように,イチジクも自然に果実をみのらせる〉ゆえに,救済を象徴すると思われる。あるいは逆に,これを死を暗示する枯れたイチジクとみなす考えもある。聖母の傍らのイチジクは,聖母が新しいイブ(原罪を犯すイブに対して,それをあがなうキリストを生む女という意味)であることを示唆している。この実は数多くの種をもつので,豊穣のシンボルとされる。
[荒木 成子]

[索引語]
fig Ficus carica トウガキ ナンバンガキ 蓬萊柿 イチジクコバチ Blastophaga psenes イヌビワ イヌビワコバチ アコウ(植物) アダム 知恵の木(樹) イブ
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3. いち‐じく[‥ヂク]【一軸】
日本国語大辞典
〔名〕一幅(いっぷく)の掛軸。また、一巻の巻物。*文明本節用集〔室町中〕「一軸 いちヂク」*日葡辞書〔1603~04〕「Ichigicu (イチヂク)〈訳〉一枚
4. いちじく【無花果・映日果】画像
日本国語大辞典
後にあらはすいちぢくに似たる故に、無花果をもいちぢくと云」*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「イチジク 無花果」(2)植物「いぬびわ(犬枇杷)」の異名。*大
5. 無花果(いちじく)
古事類苑
植物部 洋巻 第1巻 228ページ
6. 【無花果】いちじく
新選漢和辞典Web版
果樹の名。クワ科の植物。果実・葉・乳汁は、それぞれ薬用にもなる。
7. イチジク(蓬莱柿)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
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8. イチジク(桝井ドーフィン)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
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9. イチジク状花序
岩波 生物学辞典
となった集散花序の一変型(⇒花序[図]).クワ科のイチジク属に著しい.果実へと熟すとき外壁となっている花序軸の部分が著しく多肉となり,イチジク状果となる.西イン
10. イチジクの果実[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
若い果実。成熟する時期が年に2回あり、前年に着生した幼果が越冬して7月ごろ熟したものを夏果、新梢しんしょうに着生し、その年の8~10月に熟したものを秋果という©
11. いちじ‐くう【一字空】
日本国語大辞典
〔名〕「いちじけつ(一字缺)」に同じ。*随筆・南留別志〔1736〕「吾邦のむかしは、一字平出と一字空までなり」
12. いちじく‐か[‥クヮ]【無花果果】
日本国語大辞典
〔名〕クワ科のイチジク、イヌビワなどに見られる果実の一種。倒卵形で壺状の肉厚の花序の中に、小さな花が多数つくもの。
13. いちじくせい‐けっしょう[イチヂクセイケッシャウ]【一軸性結晶】
日本国語大辞典
黄銅鉱などの正方晶系、石英、方解石などの六方晶系がこれに属す。イチジク〓ケッショー
14. 無花果(いちじく)や枇杷(びわ)を家(いえ)の回(まわ)りに植(う)えない〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
植えると病人が多く出るという。〔石見の俗信〕〔愛媛県周桑郡の俗信〕
15. いちじく‐ようかん[‥ヤウカン]【無花果羊羹】
日本国語大辞典
〔名〕広島県三原市糸崎町の名物の羊羹。この地方に多く産出するイチジクの果実を調味の材料にしたもの。イチジクヨーカン
16. いちじ‐くり【一字繰】
日本国語大辞典
〔名〕謡曲のクリ節の一つ。上音からこの符号がついた一字だけを「クリ」に上げて謡うもので、ツヨ吟のノリ地にまれにある。普通の「入り」のようについて上げる。
17. 無花果(いちじく)を笑(わら)いながら植(う)えるとつかない〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔播州赤穂地方の俗信及び俚諺〕
18. 一字訓(著作ID:637490)
新日本古典籍データベース
いちじくん 雨芳洲一字訓 雨森芳洲(あめのもりほうしゅう) 文字 
19. イチジク : 図-イチジク画像
世界大百科事典
20. あき‐いちじく【秋無花果】
日本国語大辞典
〔名〕八、九月以後、その年に伸びた新しい枝で熟するイチジクの果実。秋果。〓[チ]
21. 家(いえ)の近(ちか)くへは無花果(いちじく)を植(う)えない〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
人の血を吸うという。〔播州赤穂地方の俗信及び俚諺〕
22. いぬ‐いちじく【犬無花果】
日本国語大辞典
〔名〕植物。(1)いぬびわ(犬枇杷)。《いぬいちじく》岡山県036 愛媛県036 (2)やまいちじく(山無花果)。《いぬいちじく》島根県簸川郡・出雲市725
23. こ‐いちじく【小無花果】
日本国語大辞典
〔名〕植物「いぬびわ(犬枇杷)」の異名。《季・夏》*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「イヌビハ コイチジク 天仙果」《こいちじく》和歌山市692
24. 『職人尽絵詞』(第1軸)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
太神楽だいかぐらの図。原図は、鍬形蕙斎くわがたけいさい(北尾政美まさよし)画、山東京伝さんとうきょうでん詞書国立国会図書館所蔵
25. しろ‐いちじく【白無花果】
日本国語大辞典
〔名〕イチジクの栽培品種。果実が熟しても紫色を帯びず、青白いもの。*重訂本草綱目啓蒙〔1847〕二七・夷果「無花果〈略〉また一種熟するに至て紫ならす、なほ青きも
26. ちょうせん‐いちじく[テウセン‥]【朝鮮無花果】
日本国語大辞典
〔名〕植物「いぬびわ(犬枇杷)」の異名。チョーセンイチジク〓[チ]
27. つる‐いちじく【蔓無花果】
日本国語大辞典
〔名〕植物「いたびかずら(崖石榴)」の異名。〓[チ]
28. 土用(どよう)の丑(うし)の日(ひ)に無花果(いちじく)の葉(は)を風呂(ふろ)に入(い)れて焚(た)くと病気(びょうき)にかからぬ〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔播州赤穂地方の俗信及び俚諺〕
29. なつ‐いちじく【夏無花果】
日本国語大辞典
〔名〕イチジクの果実のうち、年を越して翌年の夏に成熟するものをいう。俗に「花」とも。〓[チ]
30. なんきん‐いちじく【南京無花果】
日本国語大辞典
〔名〕植物「いぬびわ(犬枇杷)」の異名。〓[チ]
31. やま‐いちじく【山無花果】
日本国語大辞典
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32. 貞慈弔父和歌一軸奥書并和歌(著作ID:4373256)
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34. 剰一朒一解/別術(著作ID:2952116)
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47. アプサラス(Apsaras)
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48. アモス
世界大百科事典
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49. アラビアのロレンス 220ページ
東洋文庫
五マイルばかり走った後、身かたのキャラバンに出会って、麦粉や、干しブドウをもらい、実のならないイチジクの木の下に泊まって、三日間来はじめての食事を作った。ラクダ
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「イチジク」の情報だけではなく、「イチジク」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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