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白根山

ジャパンナレッジで閲覧できる『白根山』の日本歴史地名大系のサンプルページ

日本歴史地名大系
白根山
しらねさん

金精こんせい山の南西、群馬県との境にある溶岩円頂丘の火山で、日光火山中の最高峰。標高二五七七・八メートル。東の前白根まえしらね(二三七三メートル)に対し奥白根おくしらね山、また群馬県の草津白根くさつしらね山に対し日光白根山ともよばれる。前白根山と五色ごしき(二三七九メートル)との間に五色沼、北の群馬県側の座禅ざぜん(二三一七メートル)との間には弥陀みだヶ池がある。男体山の奥院ともいわれ(日光山志)、日光修験の補陀洛夏峰の修行地。「堂社建立記」には本地は十一面観音で、山頂に「魔海・仏海」という二湖があると記され、また山腹には大八葉だいはちようという夏峰の宿の旧跡と彼走宿という旧跡があるとも記す。「日光山志」には前白根山頂の雪は盛夏も消えず、谷の雪は六月頃まで残り、白根山は樹木の生えない石山で、「実に霊山にして、岩間所々に苦桃と称するもののみ一面に生ひ茂り」と記される。前白根山頂には前白根山まえしらねさん神社(祭神味耜高彦根命)、白根山山頂には奥白根神社(祭神大己貴命)が祀られている。慶安二年(一六四九)八月七日白根山が噴火して山頂に新火口ができ、古くから祀られていた石宮は火口に落下した。こののち日光山座主の命によって、武州鋳物師椎名山城作の唐銅の社殿が建立されたという(日光山志・堂社建立記)。なお明治六年(一八七三)にも降灰があったという。山一帯には高山植物が多く、シラネアオイ、シラネニンジン、ガンコウランなどが群生する。登山道は湯元ゆもとからの白根沢しらねざわ道・中ッ曾根なかつそね道、金精峠からの五色山・弥陀ヶ池を通る道、群馬県側すが(現利根郡片品村)から弥陀ヶ池を通る道などがある。

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白根山の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 191
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検索コンテンツ
1. 白根山(日光)画像
日本大百科全書
標高2578メートル。関東以北の最高点。前白根山などが外輪山をなす二重式火山のようにみえるが、前白根山は第三紀の流紋岩からなり、この西側山腹に石英安山岩の溶岩円 ...
2. 白根山(草津)画像
日本大百科全書
おもに安山岩の複合成層火山で、米無山(こめなしやま)(1871メートル)、本白根山(もとしらねさん)(2171メートル)、白根山(2160メートル)が南北に並ぶ ...
3. 白根山(白根三山)画像
日本大百科全書
農鳥岳の順で3山を縦走するのが一般的なコースである。 歌枕(うたまくら)にいう甲斐嶺(かいがね)は白根山を意味するものと考えるより赤石山脈の山々と考えるほうがよ ...
4. 白根山
世界大百科事典
栃木県日光市と群馬県利根郡片品(かたしな)村にまたがる火山。草津白根山と区別して日光白根山ともいい,奥白根山ともいう。標高は2578mで,関東以北の最高峰である ...
5. 白根山
世界大百科事典
れた。カルデラは,やがて現在の本白根山白根山をつくる新期溶岩によって埋積された。その後白根山南東斜面に水釜,湯釜,涸(かれ)釜の3爆裂火口,白根山と本白根山と ...
6. しらね‐さん【白根山】
日本国語大辞典
〔一〕群馬県北西端にある火山。南側の本白根山(二一七一メートル)とともに双子(ふたご)火山を形成する。山腹に草津・万座の両温泉がある。上信越高原国立公園の一部。 ...
7. しらねさん【白根山】栃木県:日光市
日本歴史地名大系
日光火山中の最高峰。標高二五七七・八メートル。東の前白根山(二三七三メートル)に対し奥白根山、また群馬県の草津白根山に対し日光白根山ともよばれる。前白根山と五色 ...
8. しらねさん【白根山】山梨県:中巨摩郡
日本歴史地名大系
含む山塊をいうことが多い。北端の主峰北岳から南端の農鳥岳までの約七キロの間には、三山以外にも中白根山・西農鳥岳など三〇〇〇メートル級の峰々が連続し、高度の点にお ...
9. しらねやま【白根山】群馬県:吾妻郡/草津町
日本歴史地名大系
核部に位置する。日光白根と区別し草津白根山ともよばれる。白根山頂中央にエメラルドグリーンの水をたたえる湯釜、その東に水釜、西に涸釜とよぶ火口がある。本白根山頂の ...
10. 白根山(草津白根)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
山頂付近は荒涼たる岩石地帯で、南西から北東にかけて涸釜(かれがま)、湯釜、水釜の三つの爆裂火口湖が連なる。写真は直径約300mの湯釜。日光白根に対して草津白根と ...
11. 白根山(日光白根)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
写真中央が主峰の奥白根山で関東以北の最高峰。草津白根に対して日光白根とよばれる。前白根山をはじめとする高山が外輪山を形成する。日光国立公園の一部。群馬県利根(と ...
12. 草津白根山噴火[地震・火山]
現代用語の基礎知識 2019
ルを超えて飛散した。同日11時05分、気象庁は草津白根山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表し、同日11時50分、草津白根山に火口周辺警報(噴 ...
13. 間ノ岳画像
日本大百科全書
で、日本第3位の高峰。北岳と農鳥岳(のうとりだけ)の間に位置し、この3山を白根三山または単に白根山ともよぶ。雄大な山容をもち、小規模ながら二つのカール(圏谷(け ...
14. 間ノ岳[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
標高3190m)。北の北岳、南の農鳥岳(のうとりだけ)とあわせて白根三山(しらねさんざん)(白根山)とよばれる。雄大な山容で、カール(圏谷(けんこく))をもつこ ...
15. あい‐の‐たけ[あひ‥]【間ノ岳】
日本国語大辞典
(「あいのだけ」とも)〔一〕長野、静岡、山梨の三県境にある赤石山脈北部の山。北岳、農鳥(のうとり)岳とともに白根山(白根三山)を形成する日本第四位の高峰。標高三 ...
16. 吾妻川
世界大百科事典
した南北に並ぶ古期火山列によって二分される。西方の上流域は四つの火山,浅間山,烏帽子山,草津白根山,四阿(あずまや)山のゆるやかなすそ野からなり,嬬恋(つまごい ...
17. あがつまがわ【吾妻川】群馬県:吾妻郡
日本歴史地名大系
ら流れ出る沢水を源流とし、吾妻郡を西から東へ貫く一級河川。北からは四阿山を水源とする大横川、白根山・万座山からの万座川、上信国境の横手山・赤石山・大高山・白砂山 ...
18. あがつまぐん【吾妻郡】群馬県
日本歴史地名大系
〇八・六メートル)などの二〇〇〇メートル級の山が連なり、西は横手山(二三〇四・九メートル)・白根山(二一三八メートル)・万座山(一九九四・四メートル)・御飯岳( ...
19. 秋山記行・夜職草 233ページ
東洋文庫
屋鈴木家である。四四萬金丹気つけ、解毒などにきく丸薬の名。かみつけ四五上毛草津群馬県吾妻郡、白根山東麓の温泉。含硫化水素酸性明馨泉で、古来諸病湯治の名泉として知 ...
20. あしやすむら【芦安村】山梨県:中巨摩郡
日本歴史地名大系
いう山村で、東部には大崖頭山・高谷山が、西部には三〇〇〇メートル級の北岳をはじめ小太郎山・中白根山があり、村境には櫛形山・三峰岳・横川岳・伊那荒倉岳・大仙丈ヶ岳 ...
21. 東路のつと(中世日記紀行集) 495ページ
日本古典文学全集
根川に注ぐ川。那珂川。茨城県水戸平野を縦貫して鹿島灘に注ぐ。→四九〇ページ一一行・注九。草津白根山東南山麓の温泉。この草津行きは駿河出立時に予定されていたか。宗 ...
22. いまいむら【今井村】群馬県:吾妻郡/嬬恋村
日本歴史地名大系
[現]嬬恋村今井 本白根山(二一六四・八メートル)南麓緩斜面の吾妻川左岸に位置する。東は赤川を挟んで羽根尾村(現長野原町)。集落は同川沿いに半出来、高台に今井・ ...
23. いりやまむら【入山村】群馬県:吾妻郡/六合村
日本歴史地名大系
村域は現六合村の大半を占める。三国山脈の奥深くに源をもつ白砂川と、大高山・赤石山南面および横手山・白根山の間芳ヶ平からの流れとが合流した長笹沢川によって山間の集 ...
24. 榎本弥左衛門覚書 近世初期商人の記録 48ページ
東洋文庫
中世以来盛んに尊信された。 二 草津 上野吾妻郡草津村にある草津温泉。現群馬県吾妻郡草津町。白根山の南東麓、標高一 二〇〇メートルの高原にある。泉質は硫化水 ...
25. おおしむら【太子村】群馬県:吾妻郡/六合村
日本歴史地名大系
[現]六合村太子 白砂川の西岸、白根山麓の東面傾斜地にある。東は同川を挟んで赤岩村と対し、東南は日影村。貞享三年(一六八六)検地帳(日影区有文書)には「日影村之 ...
26. おく‐にっこう[‥ニックヮウ]【奥日光】
日本国語大辞典
日光国立公園のうち、華厳滝の西部の山岳、高原地域。男体山・白根山、中禅寺湖・湯ノ湖、戦場ヶ原・小田代原、中禅寺温泉・湯元温泉などがある。 ...
27. nbsp;かい‐が‐ね[かひ‥]【甲斐嶺】
日本国語大辞典
〔名〕甲斐国(山梨県)にある高山。特に富士山または赤石山脈の主峰である白根山をさすとの説もある。甲斐根。*貫之集〔945頃〕五「かゐがねの山里見ればあしたづの命 ...
28. 海道記(中世日記紀行集) 42ページ
日本古典文学全集
前嶋を過ぐるに波は立たねど、藤枝の市を通れば、花はさきかかりたり。前嶋の市には波の跡もなしみな藤枝の花にかへつつ岡部の里邑を過ぎて遙かに行けば、宇津の山にかかる ...
29. 海道記(中世日記紀行集) 43ページ
日本古典文学全集
静岡市手越。遊女で知られた。日程順からすれば、十四日とあるべきところ。以下、十八日まで一日ずつずれる。白根山(山梨県・静岡県)。甲斐国の歌枕。間ノ岳・農鳥岳・北 ...
30. 海道下り
世界大百科事典
道はやがて,小夜(さよ)の中山,宇津の山,蔦(つた)の細道と移り,手越(てごし)の里を通るころには甲斐の白根山が遠望された(〈中音・初重〉)。こうして清見が関, ...
31. 火山画像
日本大百科全書
活動的な火山では麓(ふもと)にあることがある。これらの噴気孔に近づくのは危険であり、群馬県の草津白根山では1971年(昭和46)に6人、1976年には3人が前者 ...
32. 火山帯
世界大百科事典
,那須岳,白根山(日光),赤城山,白根山(草津),浅間山と,全国総数の1/3近い活火山が属している。また樽前山,有珠山,駒ヶ岳(北海道),吾妻山,安達太良山,磐 ...
33. 片品[村]
世界大百科事典
新潟,福島,栃木の各県と接する。利根川の支流,片品川の最上流域を占め,周囲は武尊(ほたか)山,至仏山,白根山など標高2000m級の山々にとり囲まれている。総面積 ...
34. かたしなむら【片品村】群馬県:利根郡
日本歴史地名大系
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35. 活火山
日本大百科全書
岩木山(青森)、岩手山(岩手)、蔵王(ざおう)山(宮城・山形)、吾妻(あづま)山(山形・福島)、草津白根山(群馬)、箱根山(神奈川)、富士山(山梨・静岡)、九重 ...
36. かどがいむら【門貝村】群馬県:吾妻郡/嬬恋村
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37. かみたかいぐん【上高井郡】長野県
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へ合併。近世の慣習に北部を下とよんだことから上高井としたようである。東は北から池ノ塔山(南に白根山)・万座山(満山)・御飯岳・破風岳の稜線で群馬県吾妻郡と境、北 ...
38. 関東地方画像
日本大百科全書
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39. 関東地方画像
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方と区画され,北東部から北西部にかけては那須岳,関東地方最高峰の白根山(2578m)を含む日光火山群,赤城山,榛名山,草津白根山,浅間山などの火山および北東部に ...
40. 北岳画像
日本大百科全書
標高3193メートル。間ノ岳(あいのたけ)、農鳥岳(のうとりだけ)とともに白根三山(しらねさんざん)あるいは白根山ともよばれる。粘板岩、千枚岩、チャートあるいは ...
41. 北岳[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ある。間ノ岳(あいのたけ)、農鳥岳(のうとりだけ)とともに白根三山(しらねさんざん)あるいは白根山ともよばれる。南アルプス国立公園の一部。写真は鳳凰(ほうおう) ...
42. きた‐だけ【北岳】
日本国語大辞典
赤石山脈北部にある日本第二の高峰。標高三一九二メートル。南に連なる間(あい)ノ岳・農鳥(のうとり)岳とともに白根山と呼ばれる。 ...
43. 草津[町]
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に豪華なホテルや大規模な保養・宿泊施設ができ,レジャーランドの様相を呈してきた。町域北端部の白根山の山頂近くまで,ロープウェーや高原ルートで行くことができる。有 ...
44. くさつ【草津】
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湖岸では淡水真珠の養殖が行なわれる。昭和二九年(一九五四)市制。〔二〕群馬県北西部にある地名。白根山の東斜面に位置し、草津温泉がある。 ...
45. 草津温泉
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とくに冬のスキーに好適で、東京からの観光客、スキー客が多い。国道292号はさらに殺生河原(せっしょうがわら)、白根山腹を経て志賀高原に達する。北陸新幹線軽井沢駅 ...
46. くさつおんせん【草津温泉】群馬県:吾妻郡/草津町/草津村
日本歴史地名大系
[現]草津町草津 白根山東麓、標高一二〇〇メートルの高原にある。含硫化水素明礬泉、泉温は高い所では摂氏九六度に達する。湧出口は一三〇ヵ所以上あり、毎分三万六千リ ...
47. くさつまち【草津町】群馬県:吾妻郡
日本歴史地名大系
ロ 県の西北部にあり、日本一の酸性度と豊かな湧出量で知られる草津温泉の町。西は白根山(二一三八メートル)・本白根山(二一六四・八メートル)などの山をもって長野県 ...
48. くさつむら【草津村】群馬県:吾妻郡/草津町
日本歴史地名大系
[現]草津町草津 白根山・本白根山の東山麓、標高一一〇〇―一二〇〇メートルの草津高原にある。「くさづ」ともよばれる。高原の中心に草津温泉があり、源泉から流れ出す ...
49. くにむら【六合村】群馬県:吾妻郡
日本歴史地名大系
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50. 群馬(県)画像
日本大百科全書
あしお)山地は、栃木県境に1000メートル級の山をもち、その北の日光火山群には、北関東最高の白根山(しらねさん)(2578メートル)がそびえ、その溶岩が菅沼(す ...
「白根山」の情報だけではなく、「白根山」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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