第14回
2010年07月05日
陰暦7月の異称で、「ふづき」ともいう。陰暦では7月から秋である。
7月をなぜ「文月」というのか、実はよくわかっていない。「水無月」(第10回)でも引用した平安時代後期の和歌の研究書『奥義抄』には、「七夕に書物を供える意からフミヒラキヅキの誤り」とする説が見える。他に、稲の穂のフフミヅキ(含月)の意とする説(賀茂真淵『語意考』1769年)、七月に書物の虫ぼしをするところからとする説…
7月をなぜ「文月」というのか、実はよくわかっていない。「水無月」(第10回)でも引用した平安時代後期の和歌の研究書『奥義抄』には、「七夕に書物を供える意からフミヒラキヅキの誤り」とする説が見える。他に、稲の穂のフフミヅキ(含月)の意とする説(賀茂真淵『語意考』1769年)、七月に書物の虫ぼしをするところからとする説…
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