日国友の会

【重要なお知らせ】AndroidOSからのユーザー登録について

現在、AndroidOS端末からの新規ユーザー登録が一時的にご利用いただけない状況となっております。
PCおよびiPhoneからは通常通りユーザー登録が可能ですので、そちらをご利用いただけますようお願い申し上げます。
ご利用の皆様にはご不便をおかけし誠に申し訳ございません。問題解消に向けて対応しておりますので、今しばらくお待ちください。
進捗があり次第、こちらのページでお知らせいたします。

はからずも【不計—・不図—】

読者カード 用例 2025年04月15日 公開

2025年02月28日 makuneさん投稿

用例:先生の芳名を聞くこと日久し。圖らずもこゝに邂逅する事を得たり。
『夢遊金華山之記』 1812年 大槻茂質(玄沢)
語釈:「はからず(不計)」に同じ。

コメント:「はからずも」の語形だと第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、随筆『胆大小心録』(1808)の例が早いのですが、語形は「はからずしも」になっていますね。「はからずも」の例としては、洒落本『温海土産』(1857)の例が早く、さらに、45年さかのぼることになります。ちなみに「はからず(不計)」の語釈は「(動詞「はかる(計)」の未然形に打消の助動詞「ず」が付いてできたもの)思いもよらず。不意に。ふと。はからざるに。はからずも」となっています。

著書・作品名:夢遊金華山之記

媒体形式:その他

刊行年(月日):1812年

著者・作者:大槻茂質(玄沢)

掲載ページなど:480ページ下段後ろから3行目〔『仙台叢書 第三巻』、1971年9月20日発行〕

発行元:宝文堂