ばじとうふう【馬耳東風】
読者カード 用例 2024年12月07日 公開
用例: | 卽ち乾燥してゐる休眠種子に對してはこれらの條件は全然馬耳東風であつて何の反應をも喚び起さない。〔第二部・九〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕(馬の耳に東風が吹いても感じないという意から)人の意見や批評などを心にとめないで、聞き流すこと。他人のことばに耳をかさないこと。ばにとうふう。ばじふう。ばにふう。 |
コメント:投稿例(1876)や第二版の用例より新しいですが、人に対してではない例なので、とりあえず。
編集部:比喩的な用法の例ということになりますね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:177ページ7行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店