かが【花芽】
読者カード 用例 2024年12月06日 公開
用例: | もつとも花芽の極めて幼嫩なものは大きさからも形からも見にくいし、又普通の葉芽との區別もしにくいから、實際いつ花芽の形成が始まるかを正確に決定することはやさしくはないが、〔第二部・九〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕花のつぼみを中にもっている芽。葉芽(ようが)にくらべて太く、ふくらみがある。←→葉芽。 |
コメント:第二版では辞書類(1886)のみで、文例が載っていないので。「花芽」は、「かが」と「はなめ」で載っていて、「かが」は辞書類(1886)の用例のみ、「はなめ」は、読みのわかる(1777~1862、はなめ)と読みがわからない(1973、花芽)があり、読みがわからないのでとりあえず「かが」で。文例としては読みがわからない(1973、花芽)よりもさかのぼります。
編集部:第2版では、松村任三『植物学語鈔』(1886)の例が添えられています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:175ページ本文13、14行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店