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インド洋北部の島国モルジブの首都。モルジブ諸島のほぼ中央にあるマレ島に位置する。人口は21万1908(2022センサス)で、モルジブ全人口の約4割が集中し、人口密度が高い。島を囲む護岸整備は日本の無償資金協力によるもので、2002年に完成。2004年のスマトラ島沖地震に伴って発生したインド洋大津波から島を守った。マレの北東に位置するフルレ島にあるベラナ国際空港とは、2018年に中国の援助により建設されたモルジブ・中国友好橋(現、シナマレ橋)によって連結された。同時に空港に隣接する、埋立てによって整備・開発されたフルマレ島にもアクセスが容易になった。マレの西のビリンギリ島とも橋で接続される見込みである。空路でスリランカのコロンボやシンガポールなど、多数の都市と結ばれている。