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未熟児とは、胎外生活に適応するだけの成熟度を備えていない新生児という臨床的表現で、ほぼ早産児(在胎37週未満で出生した児(じ))を意味する。古くは出生時体重2500グラム以下(2500グラムも含む)の新生児を未熟児とよんだが、体重が軽くとも成熟している児が含まれてしまうため、現在は、出生時体重2500グラム未満(2500グラムは含まない)を低出生体重児とよぶようになった。また、出生体重1500グラム未満の新生児は極小未熟児、1000グラム未満は超未熟児とよばれていたが、これらについても、それぞれ極低出生体重児および超低出生体重児とよばれるようになった。現在では「未熟児」の名称は、行政上の制度名等一部を除き、ほぼ使われない表現となっている。