ジャパンナレッジ
多数の結膜血管が目の角膜上皮内に侵入した状態をいう。かつてはクラミジア感染によるトラコーマにもっとも多くみられたが、近年は角膜潰瘍(かいよう)やフリクテンなどの角膜表層の炎症や外傷とその回復期など、角膜になんらかの原因となる疾患があるときにみられる。また、コンタクトレンズを長期にわたって装用したときも、角膜の周囲より細い血管が入ってくることがある。コンタクトレンズ装用による角膜の酸素不足の可能性があり、レンズの変更や装用中止の検討が必要になるため、眼科での診察を受けることが望ましい。